海を眺める絶景スポット💗天狗倉山&便石山へ例会山行

UPDATE 2025-04-14


【日 程】 2025/04/12(土)
【参加者】 会員7名
【コース】 種まき権兵衛の里P(8:55)~馬越峠登り口(9:25)~馬越峠(10:25)~天狗倉山(10:53~13:40)~馬越峠(11:55)~便石山(14:03)~象の背(14:06)~便石山登山口(16:00)
【記 者】 dekopon


三重県尾鷲市と紀北町にまたがる天狗倉山(522m)と、便石山(599m)山頂付近にある「象の背」から、大パノラマの絶景を眺めるのが目的。

ルートは、世界遺産「熊野古道 伊勢路」馬越峠登山口から2座に登り、駐車場までの周回コース。

背の高い檜の木立に囲まれた石畳の古道歩きではあるが、湿った石畳には苔がはりついていて足を滑らせないようにと足の置き場に注意しながらゆっくりと歩を進める。
馬越峠までの石畳は美しいことで有名。この石畳は主に江戸時代に造られたそうだが、これだけしっかりとした石畳が造られたのは、この土地は雨が多く、大雨で道が傷むのを防ぐためだそう。
熊野古道伊勢路の中でも随一の美しさを誇るという信仰の道、全国からの旅人が利用した参詣道。
北山杉とは全く感じの違う檜の木立と石畳は、神秘的な趣を感じる道だった。

馬越峠から天狗倉山へは30分ほどだが、急登の連続。
巨岩の横を通り登り切ったところに、ほぼほぼ垂直に近い梯子が立てかけてある。
梯子を登った巨岩の上。そこが天狗倉山の山頂。

「うわあああ~、ぜっけ~い‼ ここにずっといた~い‼」

と思えるほど、見飽きない尾鷲湾と尾鷲の町。お天気に恵まれて最高の眺望‼

天狗倉山を後にして再び馬越峠に下る。
さて、次なる目標は便石山の「象の背」。
馬越峠には【人工林と自然林の中の登山道、「便石山遊歩道」】と記載された看板が。
確かに登山道の急坂は整備されている。
ちょっと気に入らない段差の高い階段で。またそれが延々と続く。
所々に、尾鷲トレイル 銚子川エリアトレッキング  の標識が見られる。
延々と続く階段の整備はどれだけ大変だっただろうか。
これは遊歩道? いやいや、なかなかの厳しいルート。

しかし、この辛さを乗り越えてこそ感動の絶景が味わえる。山ってそんなもの。
しんどいことを乗り越えた者にだけ与えられるご褒美があるんだから…と無になって登り続け、眺望のない便石山山頂に到着。
案内板に沿って「象の背」に進み、撮影の順番を待つ。
一人ずつ、スリルと眺望を味わいに先端に向かって「象の背」を進む。
岩は滑りにくかったが、眼下を見下ろすと足がすくんだ。

でも、あの場所に立てたこと、目の前に天狗倉山を眺め、はるか遠くの海を見渡し、やっぱりここに立たなきゃ味わえないご褒美だ。
しんどかった階段なんて忘れてやろう‼
下山もまたまた延々と続く階段トレーニングだ。
やっぱりうんざりした‼

仲間が足の辛い不調に悩まされるアクシデントもあったが、メンバーお互いの持てる力をフルに活かし、抜群の協力体制で無事回避、無事下山。
心に残る山行でした。