【日 程】 2023/02/11(土)
【参加者】 会員2名
【コース】 カズラ谷登山口-鎌ヶ岳-鎌尾根-宮越山-水沢峠-宮妻峡 周回コース
【記 者】 Koume.S
12月末の寒波の暴風と吹雪の中、入道ヶ岳から鎌ヶ岳周回コースをあえなく途中下山した事もあり、今日は、鎌ヶ岳へリベンジです。
朝から快晴。宮妻峡駐車場に車をとめ、カズラ谷登山口を8時50分スタート。
昨日の雨や気温が高かった事もあり、雪が残っているか心配していると、標高670m辺りから、登山道に雪が現れました。木々の隙間から、東に伊勢湾がキラキラと輝いて見えます。
しばらく急登が続き、切れ落ちた場所も出始めたのでアイゼンをつけて進みます。
雲母峰との分岐のある稜線に出て、北側に三角に尖った鎌ヶ岳の岩壁が見えます。尖った三角の山容の山って、やはり惹かれます。
岳峠からピッケルを使いながら、急登を登り、コルに出て、西に向って岩場を登ると、鎌ヶ岳頂上に着きました。360度広がるパノラマ。北には御在所岳、雨乞岳、御池岳が見えます。東に伊勢湾、遠くにうっすら御嶽山、乗鞍岳まで見える最高の景色。南には前回飛ばされそうな暴風だった入道ヶ岳が見えます。しばらく写真を撮って、景色を楽しみました。
岳峠に戻り、鎌尾根を歩きます。何度もピークがあり、長い痩せ尾根が続きます。踏み抜きに注意し、足を滑らさない様に慎重に歩きます。雪が溶けた砂地のザレ場もあり、バリエーションにとんだ鎌尾根。登ったり下ったり予想以上に長く感じました。
西端尾根分岐を下った風の当たらない場所で、鎌ヶ岳と伊勢湾を眺めながら、ゆったり山ごはんを満喫。
不思議なキノコ岩斜面が見え、風化した花崗岩の砂で滑りやすく、気を付けながら宮越山を目指します。しかし案内板には、宮越山が一向に出てこない。水沢岳は別名「宮越山」とようやく気が付いたのが、山頂。(地図にも宮越山と書かれていました)
山頂から水沢峠までは、かなりの激下り。鎌ヶ岳からこの水沢峠まで以外にも長かったぁ〜。
水沢峠から前回も通った谷筋を東側へ下ります。前回見た大きな氷瀑は、どうなっているのかと見上げると、この気温のせいで、氷瀑は、溶けて、チョロチョロと水が流れ、下の方に申し訳ない程度に氷柱が残っていました。少し残念。気を取り直して、ガレ場の浮き石に気をつけながら、黙々と下ります。長い林道を歩き、宮妻峡駐車場に16時半到着。
快晴の中、鎌ヶ岳から見る山々と伊勢湾の景色に癒された1日を過ごせました。鈴鹿セブンマウンテン、私は4座目!今シーズンたくさんの雪山に行ける事に感謝です。