爆風急登氷瀑の入道ヶ岳個人山行

UPDATE 2022-12-25


【日 程】 2022/12/24(土)
【参加者】 会員2名
【コース】 宮妻峡登山口-入道ヶ岳-水沢峠-宮妻峡登山口
【記 者】 Koume.S


クリスマス寒波の予報の中、入道ヶ岳、鎌ヶ岳の周回コースを歩こうといざ出発。

宮妻峡駐車場は、ひっそりとして車2台。やっぱり天気が悪いから?クリスマスイブだから?なんてまた人に会わない登山になりそうな予感。

宮妻峡登山口から登る新道コースを830分出発。昨夜降ったのか、斜面には、うっすら雪。登り始めの雪にややテンションが高め。あれだけ先週雪見たのに()登り始めてすぐに雪が降りはじめます。

入道ヶ岳の山頂に10時到着。昨日のヤマップを見ると、雪はうっすら、青空が広がり、鳥居が写る広い頂上は、見晴らし良さそうな穏やかな所だったのに。今日は、恐ろしい爆風で、飛ばされそう。先週の東天狗岳も凄すぎたけど、また今週も爆風登山。『でも標高は、入道ヶ岳の方が低いから寒さは、ましなはず。』なんて、東天狗岳を基準に考えてしまう。

そそくさと頂上を後に北西へ向かう、途中東側の脇道へ曲がると、小ぢんまりと木々に囲まれた場所に椿大神社の奥宮がある。安全登山を祈願して、またスタート。

雪も多くなり、軽アイゼンをつけ、急登と急な下りの連続の水沢峠までの道。雪は、深々と降り、ザックにも積もり、周りの山々の景色も真っ白で、何の眺望も見えないのが残念。

水沢峠分岐に12時着。北側には、宮越山が見え鎌ヶ岳へと続く。この雪での足元悪いのと爆風のお天気の中、予定の鎌ヶ岳への周回コースを進むと、16時を過ぎ、もしや下山は、ヘッデンを付けての登山になる。でも鎌ヶ岳へ行きたい。苦渋の決断。リスクを考え、後ろ髪を引かれながら、水沢峠を東へ下る決断。『悪天候だから仕方ないよね。またリベンジ出来るはず。』と自分にいい聞かせながら、下山。

尺五の谷へ降りると、15m程の大きな氷瀑が目の前に現れる。(実は私、こんな氷瀑見たの初めてでかなりびっくりしたのです)全くこんな滝があるとは、知らず、お宝を探したかの様な感動。あの時無理して鎌ヶ岳に行っていたら、出会えなかったなぁって、プラス思考。ほんとにすごい迫力でした。

雪は深々と降り続き静寂の山の中、鹿の鳴き声だけが響きます。辺りは、ふかふかの誰も踏み跡のない雪の中をラッセルしながら歩きます。

宮妻林道を歩いて、風の避けられる場所でツェルトに入り、お昼ご飯。お腹を満たした後は雪の中、宮妻峡駐車場に14時30分到着。

爆風、急登、氷瀑の入道ヶ岳。2週連続の雪山。色んな意味で、とても満喫しました。

帰りに湯の山温泉希望荘の温泉により、ゆっくり身体の芯まで温まり、京都に帰りました。

登り始めのまだ雪も少ない斜面を進みます。
入道ヶ岳頂上は、爆風、極寒💦
椿大神社の奥宮。
尺五の谷 目の前に現れた氷瀑。
すごい迫力の氷瀑に出会えました。
雪山の入道ヶ岳。また次回は、鎌ヶ岳リベンジ。