藤内沢.御在所岳個人山行

UPDATE 2023-01-11


【日 程】 2023/01/09(月)
【参加者】 会員4名
【コース】 裏道登山口-藤内小屋-藤内壁出合-藤内沢-第3ルンゼ-
御在所山頂-裏道
【記 者】 Koume.S


前日の雪山例会(大谷山)に続き、2日連続の早朝5時頃集合。 連日の濃い霧の中、家をこっそりと出発💦(なぜか、山の日の早起きは、平気なのです)

今日の個人山行は、御在所岳。綺麗な樹氷、ビックアイスフォールが見られるとのYさんのライン連絡で、更に期待が高まります。特に冬好き、雪山好きの私にとっては、朝からテンション高めです。

御在所岳の国道477号線沿いの車道脇の駐車スペースに車を停め、いざ出発。冬季は、ゲートが閉まっている為、15分程車道を歩き、裏道登山口から登ります。オレンジ色の朝日に照らされ、今日は、快晴の予感。登り初めの雪は、少なく、8時に藤内小屋に到着。衣服調整をして、出発です。

兎の耳岩をすぎ、藤内壁出合の立て看板に到着。「ロッククライマー以外は、危険です。立ち入らないで下さい。」 ロッククライマーって💦他人ごとの様に今から登る斜面を見上げました。しかし新しいピッケルを初めて使えることになぜかワクワクします。ここで、アイゼン、ヘルメット、ハーネス、ピッケルを装着し、準備は、OKです。「頂上着いたら、カレーうどんが待っている」と4人は、意気込んで、出発。何か楽しみがあると俄然やる気が出ます。

P2前尾根横の第三ルンゼ分岐を目指して急な斜面を登ります。ピッケルの使い方も教わりながら、雪の斜面にさして力がかかっても抜けないか確認しながら、3点支持を守り、急登をどんどん進みます。Yさんにロープをハーネスにつけてもらい、3点支持にて、アイゼン前爪を岩にのせ、確認しながら慎重に登ります。列の前後に指導しながら、見守ってくれる人がいるから、安心して登れる。心強いなぁと感謝です。

「後ろを見て」とOさんの声に振り返ると、岩の斜面の間から周りの山々、市街地、伊勢湾まで見え、素晴らしい景色が広がってました。

ついに第三ルンゼに到着。他のパーティーがアイスクライミングの準備をしています。例年に比べて、まだ氷は小さめらしいのですが、これがビッグアイスウォール、初めてみる大きな青白い氷ブルーアイスを見上げました。

急斜面を登りきると、快晴の青空にたくさんの樹氷が現れ、青空に一層映えています。

山上公園駅横から南を見ると鎌ケ岳、先日登った入道ケ岳も見えます。

たくさんの家族連れが賑わうスキー場の横を歩き、御在所岳山頂へ。4人で記念撮影。足早にカレーうどんを食べにレストランに入りました。1130分なので、Yさん曰く、これは、朝ご飯との事💦山に来ると何ご飯なのか、一応確認しますが、なぜか回数が多いような()

お腹も満たされさぁ下山。どこから下山するかを手袋を投げて、表裏で決めます。手袋の裏側になったので、裏道より下山決定です。アイゼンなしで、小刻みに足を動かし、転ばない様に下ります。途中、登ってくる人にたくさんすれ違い、ぶつかると危険なので、アイゼンを装着。

藤内壁を横目に見ながら、下山し、1400に駐車場に到着しました。

帰りに湯の山温泉、希望荘により、汗を流し、身体の芯まで、温まりました。甲賀PAで、お昼ご飯⁈を食べて、京都へ帰りました。

長い2日間雪山をよく歩き、よく遊びました。ワカンの歩き方、ピッケルの使い方、装備、雪山の歩き方など、たくさん勉強になりました。楽しい2日間ありがとうございました。

オレンジ色の朝日を背に出発します。
周りの山々、市街地や伊勢湾まで一望出来ます。
第三ルンゼの急登をピッケルをブッ刺し進みます。
第3ルンゼにあるビックアイスウォール。
頂上に近づくと樹氷が見られました。
青空に樹氷が美しい。
南側に鎌ヶ岳、入道ヶ岳が見えます。
御在所岳山頂にて。