急峻なる雪山 〜烏ヶ山〜個人山行

UPDATE 2023-03-05


【日 程】 2023/03/04(土)
【参加者】 会員3名+会員外1名
【コース】 鏡ヶ成高原Pー南峰ー烏ヶ山主峰のピストンコース
【記 者】 Koume.S


今週も5時すぎのまだ暗い早朝、昨年6月に行った烏ヶ山に向かって、京都を出発。

三角に尖ったカッチョイイ烏ヶ山が眺められる休暇村奥大山前の鏡ヶ成高原駐車場に車を停め、835分出発。1時間弱ブナ林が広がる緩やかな斜面を歩きます。

しばらく登り、北側には昨年8月末に個人山行で行った甲ヶ山個人山行で行った甲ヶ山、その西側に大山が見えはじめました。今日は、青空が広がり、周りの景色もはっきり見えます。だんだん急登になり、急斜面のトラバースを先日教えてもらった足の運び方に気をつけながら進みます。正面に烏ヶ山の主峰が見え、南陵へ続く細尾根を進みます。コルでアイゼン、ヘルメットを装着。ピッケルを手に持ち、慎重に一歩ずつ。激急登をピッケルを使いながら、ほぼ四つん這いになりながら3点支持。

南峰のヒカル岩(サントリー天然水のCMで宇多田ヒカルさんが座った岩)付近に到着。6月に座って写真を撮った岩も雪の下に。岩がゴロゴロしていた南峰も深い雪が積もり別の印象。ここから主峰まで左右キレキレの細い稜線。緊張しながら一歩ずつ慎重に一度下ります。コルは雪庇の踏み抜き注意!登り返しの主峰への急登は、雪も緩んでいる為に安全を期してロープを繋いで登ります。所々かたくて足が入りにくい雪の斜面もあり、しっかり蹴りこみ確認しながら慎重に…。ようやく烏ヶ山山頂に到着。頂上の大きな岩も雪に覆われて、簡単に登れる高さになっていました。北側の大山がくっきりきれいに見え、4人で写真撮影。

ここからピストンで下山します。山頂からの急坂は後ろ向きになり、足元を確認しながら降ります。

尾根を下山中に主峰の東側斜面で、全層雪崩が2度起こりました。はじめてみる雪崩は、爆音と共に本当に怖かった。人が登る斜面では、無かったのが救いでした。

緊張しながら、尾根を下山し、途中日当たりのいい斜面で緊張も解けたところで、軽くお昼ご飯を食べました。

そこから毎度のY氏の下山の早い事。下山後の楽しみが待っているからか、あっという間に姿が米粒大、後ろ姿を追いかけて13時過ぎ下山。

休暇村の温泉で汗を流し、蒜山PAで、ご飯を食べて、今週も満足で帰路へ。

6月には、広大な裾野に緑が広がり、ごつごつした岩山の烏ヶ山。雪山の尖った厳しい印象の冬の烏ヶ山。どちらも違った魅力のある山でした。

↓↓↓閲覧注意!フワフワして酔います(笑)

雪の烏ヶ山ー尖ってかっこいい。
南峰に続く細い尾根。
中央左の黒い岩が烏ヶ山主峰。
この雪の下にヒカル岩があるはず。
主峰に続く稜線は、キレキレ。トレースを慎重に歩きます。
手前が烏ヶ山主峰。その奥が大山。一度下ります。
頂上で記念撮影。奥の大山がきれいです。
尾根の下山。早いの早いの。