可愛いシルエットの「三尾山」へ例会山行

UPDATE 2022-10-05


【日 程】 2022/09/17(土)
【参加者】 会員5名+体験2名
【コース】 三尾山(東峰−西峰−主峰)〜 黒頭峰
【記 者】 T.S


数ヶ月前、山行の帰りに通った丹波。

車中から見る長閑な里山の景色に、気になる山が。3つ並んだ山頂のシルエットが何ともユニークで。まるで「山」という漢字の成り立ちを見ているようで。

調べてみると、「三尾山(みつおさん)」という山であることがわかり、しっかりとしたトレッキングルートもある様子。これは行ってみるしかないでしょう。

日程は3連休の初日。台風が近づいてきたり、体調不良者が出たりで、ギリギリまで変更続きの計画でした。最終的には会員5名の参加。加えてこの日は2名の体験参加がありました。お天気の方は何とか持ちそうです。

紅葉にはまだ早い時期ですが、車を停めた場所には足元にはたくさんの毬栗が落ちており、少しだけ秋を感じながらのスタート。ところが、登り出したらすぐに汗だくで。残暑も感じる山行となりました。

登り出して15分ほどで「山岳練習場」に。そびえ立つ岩壁を眺め、登ってみたくてウズウズしながらも、今回はその予定なく準備もしてきていないので、今日は先に足を進めます。見つけた植物に足を止めたりしながらも、ゆっくりと登っていきました。

登り始めて1時間ほどで、まずは1つ目の頂「東峰」。ここからは里山の景色が一望でき、爽快な眺めです。お天気の心配をしていたことが嘘のようで、素晴らしい景色が広がっていました。

続いて「西峰」「主峰」と登っていきます。主峰には、「三尾城址」が。

何も残ってはいないのですが、こんな険しい山の上に築かれていたお城、どんなものだったのか気になるところです。山に登ると、その土地に纏わる色々なことに興味が広がっていきます。そしてそれらを知ることで、また登山が楽しくなっていきます。

三尾山の3つの頂を過ぎ、そのまま南方へ。その先にある「黒頭峰」へも足を伸ばし、そこでお昼の休憩を取りました。お二人の体験者さんも交え、お喋りを楽しみながらの休憩でした。

休憩の後、予定のルートへ少し歩みを進めましたが、体験参加の方の体力などを考慮して予定変更することに。来たルートを戻っての下山となりました。この判断が適切だったようで、ルート変更をしながらも予定通りの時間に下山することができました。

時期の問題かもしれませんが、全然人に会う事なく、私たちだけでのんびりと楽しい登山でした。素敵な景色も独占。紅葉の時期などに来たら、もう少し人がいるのでしょうか。

通りすがりの興味から始まり、素敵な山との出会いになりました。また季節を変えて登ってみたいと思います。