【日 程】 2025/06/08(日)
【参加者】 会員5名 + 会員外1名
【コース】 やまびこ茶屋ー百丈岩登山口ー百丈岩ー静ケ池ー鎌倉峡入口ー百丈岩登山口
【記 者】 okaQ
鎌倉峡を川に沿って岩場歩きがメインの山行との事。果たしてどんなトレーニングが待っているのやら。亀岡組の移動中の車で「ドボンありかな~?」「どうやろ」などと話しているうちにやまびこ茶屋Pに到着。登山口周辺は離合困難な細い道のため、SさんのJR組のお迎え往復を亀岡組は心配しながらやまびこ茶屋Pで待機。何事も無く、にこやかにSさんとJR組が到着、ひと安心で全員集合。
トイレ左横の登山口から百丈岩を目指す。急登をしばらく登ると鎖場に到着。一気にドキドキしてくる。岩場登りの基本、「三点支持」「足の置き方」のアドバイスを受けながら慎重に一歩一歩登る。登り切ったところに花壇があり植えられた可愛らしい花に「ほっ」とさせられる。「こんなところに植えられてるんや~」と水やり用に積まれた沢山の水入りペットボトルにも感心し、顔を正面に向けると大迫力の百丈岩!しかも垂直の岩壁を登っている人がいる!!
見るからにまさしく先端、ろうそく岩へ「気を付ければ行けるよ」の言葉にここまで来たら行くしかない!下を見ないように足運びに集中して一歩ずつ進む。そしてついにろうそく岩の上に立つ。やったー!!こんな経験ができるなんて、なんてラッキー♪(´▽`)心なしかみんなの顔も輝いて見える。しかし百丈岩の広い方へ戻るとなると急にこわくなりへっぴり腰になりながら何とか戻る。
ピークで百丈岩の三角点を確認し、リーダーによる植物観察の講義も受けながら静ケ池を目指す。池のほとりで大きな蛇(アオダイショウ?)に遭遇し、蛇やウシガエルのエピソード話で笑笑。さらに鎌倉峡を目指すも鋭角での方向転換ポイントを見過ごし、リーダーの「待った」が掛り引き返す。ちゃんと標識(目立たないけど)があったのに・・・。「やってしまったなぁ」とみなで反省。
育ち過ぎた木々で展望が残念な展望所近くで早めの昼食を済ませ先へ進む。ウラジロの茂みを藪漕ぎしたり蜘蛛の巣に引っ掛かりながら鎌倉峡に到着。船坂川左岸の岩場歩きの始まりだ。まずは取っ掛かりの渡渉。上流なので水の流れは緩やかだが思ったより足の置き場の岩の間隔が広くて足が水の中に漬かりそう。ストックや枯れ枝を支えに四苦八苦しながら何とか渡りきり先を進む。そしてまたまた蛇登場。今度は山かがし。蛇シーズンらしい。川沿いの岩場は所々に鎖、ロープなどがあるものの足の置き場を間違えるとドボンどころか転落して大怪我になる。緊張の連続だが同時にワクワクもして来る。リーダーに先頭を行く様に促され、足場を確認しながら全身と頭をフル稼働で何度もヒヤリとしながら登ったり降りたりを繰り返す。(子供の頃に戻った感じでたのしー♪)先頭交代後、まもなく渡渉ポイントの標識を見つける。どこから右岸に渡れるのか皆目見当もつかない。どこを見ても怖い。しかし、さすがベテランのT先輩、少し降りて様子を眺めてから、こちらの岩からあちらの岩、ささっとあっという間に渡りきった。感嘆の眼差しで見ていたら「大丈夫、来られるから」の言葉とリーダーの足運びの指導もあり、みな無事に渡渉。その後もしばらく岩場を歩き、やまびこ茶屋そばの登山口に戻る。
岩場、峡谷の渡渉、ギリギリで何とか出来た感じだが達成感が半端なく、濃厚なトレーニングを経験させて貰えた喜びが大きい。岩場歩き初心者の私たちメンバーはみな「絶対自分たちだけでは経験出来ない!」と口を揃えつつ、写真も撮る余裕がないくらいハラハラ、ドキドキしながらも無事に達成出来た事をともに喜びながら帰途に着いた。
「騙されたと思って来てごらん」の言葉で誘われ、「増水前(梅雨入り前)に行けるのはラッキーです。」の言葉でお得感と共に導いて下さったリーダーのI先輩、渡渉に尻込みする私たちの前でささっとカッコよくお手本を見せて下さったベテランT先輩、本当にありがとうございました。狭い道も文句も言わずにこやかに車の運転をして下さったSさん、ご一緒させて頂けたみなさんに感謝致します。
ハラハラドキドキがワクワクルンルン変わっていく🔰に良いトレーニング場所でした。